病院や薬に頼るのは悪いことでもないし、負けでもない

あなたが自然療法をセルフケアに取り入れようと思ったきっかけはなんですか?

 

健康維持のため?

 

ちょっとした体調不良をケアできるようになりたいから?

 

病院・薬をなるべく使いたくないから?

 

そもそも病院・薬が嫌いだから?

 

自然療法を取り入れている、あるいは取り入れたいと思っている方は、これらのことに少なくとも1つはあてはまるはず。

 

私もほぼほぼ当てはまります。

 

病院・薬が嫌いな訳ではないけど、病院受診って時間も手間もかかります。

 

だからなるべく自分でケアしたいですよね。

 

病院の薬では良くならない・・・他にいい方法ないだろうか・・・

 

そうやって必死で探して、自然療法にたどり着いた方もいるはず。

 

それはすごくいいことだし、自分に合った自然療法を見つけられるというのは幸せなことです。

 

医療機関にかかる前に自分でケアできるんだから最高です。

 

でも。

 

私は自然療法をセルフケアとして取り入れる場合に、一つだけ忘れないでいて欲しいことがあるんです。

 

『病院や薬に頼ることは悪いことでもないし、負けでもない』

 

これだけは本当に私の願いです。

 

私はこのことを、今までのブログ(以前のアメブロでも)で何度も書いてます。

 

なぜ私がそれを何度も訴えるか・・・・

 

西洋医学による治療を断固拒否してしまい、命を縮めてしまったかも知れないという方を見てきたから。

 

早期に治療を開始していたら、もしかしたらもっと家族と一緒にいられたかもしれない。

標準治療を受けていたら、もしかしたらもっと子供と一緒にいられたかもしれない。

 

実際は分からないですよ。両方を経験することは無理ですから。

 

でも、もっと長く生きられたかもしれないという確率が圧倒的に高い。

 

私自身の家族が西洋医学による治療で助けてもらったし、私自身も薬で命を助けてもらったから。

 

うつ病の症状が特にひどかった時期、私は薬を10種類近く飲んでいました。

 

今思えばちょっと薬を出しすぎる先生だったな・・・とは思いますが

 

その時はそれに頼らないと生きていけなかった。

 

薬を飲んでいることを家族や友人に否定されるのが本当に本当に苦しかった。

 

『そんなの飲んでちゃダメだよ!!』

 

幼稚園からの幼馴染に同窓会で言われ、私は同窓会を途中で退席しました。

 

悲しいのと悔しいのとで、泣きながら帰りました。

 

薬を好きで飲んでるんじゃない。

 

でも、薬を飲んでいないと生きていけない。

 

うつ病の自殺率が上がるのは症状が強い時ではありません。

 

少し状態が落ち着いて、外に出るようになった頃です。

 

本当に症状が酷い時は、人と接することもできないし、行動を起こすことがまずできません。

 

でも、『少し調子いいから、誰かと会ってみようかな?』『ちょっとだけ外に出てみようかな』

 

そう思ってやっと誰かと接した時。

 

「薬だけに頼ってちゃダメだよ!」なんて言われたら、何もかも嫌になります。

 

 薬の多量摂取で命を絶つ時代もあったかも知れませんが。

 

 現代西洋医学はそれができないように薬を改善しています。

 

今の睡眠薬と言われる薬の多くは、多量摂取しても命を奪わないようにできています。

 

もし身近に精神的な病で薬に頼っている友人がいたら

 

私なら

 

『今は休む時期。薬飲んで眠れるなら、ゆっくり眠って』

 

と声かけするかな。実際、患者さんにそう言ったりすることもあります。眠剤を飲んで眠ることに引け目を感じているような患者さんには。

 

私は医療従事者であると同時に、アロマテラピーという自然療法をツールとして癒しを提供する立場です。

 

自然療法の素晴らしさをよく知ってます。私もセルフケアとして取り入れているから。

 

だけど、だからと言って薬に頼ってはいけないとは思っていない。負けだとも思っていません。

 

どちらに頼ってもいいんです。

 

でも、症状によっては西洋医学の力がどうしても必要なこともある。

 

西洋医学は人類が様々な知恵で発展させてきたものです。

 

もし、自然療法でケアしてみて少しでも不安に感じたら。

 

どうか西洋医学の力も借りてください。

 

特に小さな子供、高齢者、持病のある方。

 

元々の体力が落ちている場合は、自然治癒力そのものが発揮できない状態です。

 

そこで自然療法だけに頼るのは危険です。

 

『私が医療従事者だから病院や薬に抵抗がない。だから言えること』

 

そう言われることもあります。でもその理由からだけじゃない。

 

医療従事者だから、薬が代謝機能に負担をかけていることはよくわかってます。

 

できることなら使わずに済むに越したことはありません。

 

私が『病院や薬に頼ることは悪いことじゃない』と訴えるのは、医療従事者だからという理由だけじゃないですよ。

 

薬を飲んでいることを否定される苦しさを知っているからです。

 

病院や薬に頼ったら負けだと思っている自分がいて、症状を悪化させたことがあるからです。

 

『アロマは自然のものだから絶対肌にいいはず』と昔は信じ込んで、数カ月も病院に通う状態になったことがあるからです。

 

私は今後アロマテラピーを伝える仕事もしたいと考えていますが。

 

自然療法を伝える側こそ、それをお客さんや生徒さんにしっかり伝えるべきだと思っています。

 

考えが偏ってしまわないように、細心の注意をはらうべきです。

 

自然療法の素晴らしさを伝えるのと同時に、西洋医学の力も必要なこともあることをしっかり伝えるべきだと思っています。

 

 

なぜなら、自然療法を取り入れ始めたり、習い始めの人ほど考えが偏ってしまいがちだから。

 

 必死で真面目な人ほど、『医療機関に頼りたくない』『自然療法は薬よりも優れてる』と考えてしまいがちだから

 

自然療法を学びにくる生徒さんは『誰かのために』と必死で学びに来るかもしれない。それはものすごく有難いこと。

 

でも、その『助けたい誰か』が、まだ自然療法を受け入れきれない段階だとしたら?

 

 それは押し付けになってしまいます。

 

小さな子供は『苦しいからお母さん、お願いだから病院に連れて行って』なんて訴えることはできません。 

 

だから、小さな子供のお母さんに自然療法を伝えるときは、特に気を付けないといけないと私は考えています。

 

精神的に病を抱えた家族や友人に自然療法を勧める場合も注意が必要。

 

『今はいい』と断ることさえもストレスに感じてしまうことがあるから。申し訳ないな・・・と思わせてしまうかもしれないから。

 

本人が受け入れきれない時期は、無理に自然療法を勧めない。

 

本人が助けを求めてきたら、ゆっくり無理なく勧めてみる。

 

それくらい柔軟に対応して欲しい。

 

「医療機関を受診するきっかけも作ってあげられるセラピストになって」

 

これは現在学んでいる先生が生徒さん全員に繰り返し投げかける言葉です。

 

もし、『病院や薬には絶対頼りたくない!』という方には、自然療法でのケアを伝えながらも、医療機関を受診するきっかけ作りもしてあげて欲しい。

 

自然療法にせよ、西洋医学にせよ、押し付けはいけませんが

 

最後にもう一度言います。

 

病院や薬に頼ることは悪いことではないし、負けでもないですよ。

 

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