第31回 孤独になりやすい介護家族を、アロマケアで支える

変わってきた家族介護
ひと昔前まで、介護といえば「お嫁さんが担うもの」という考え方が当たり前のようにありました。
家に入ったお嫁さんが義父母の介護を担う。それが当たり前の時代。
だけど、いまはその姿が少しずつ変わってきたなあと訪問看護で勤めていて感じました。
私自身の体験や周囲の事例を見ても、「息子」が主介護者になっている世帯が増えてきたなと。
特に兄弟姉妹がいない、もしくは遠方に住んでいる場合、「長男がひとりで親の介護を担う」ケースも。
お嫁さんが同居していたとしても、主介護者は長男。という家庭も増えてきているように感じます。
孤独になりやすい“子世代介護”
子ども世代が介護を担うというのは、一見すると自然な流れのように思えます。
でも、実際にその立場になると想像以上に孤独を感じやすい。
なぜなら、子ども世代はまだ自分自身の生活や家庭を抱えているから。
仕事を続けながら、子育てをしながら、親の介護も並行する…。
周りからは「もっと頼っていいんだよ」と声をかけられても、実際に頼れる人がいないことも多い。
兄弟姉妹がいれば支え合えますが、核家族化が進んだいま、ひとりで背負い込む方が増えています。
後々は私自身もいずれそうなるだろうと予想しています。
「そのとき、私も孤独になるかもしれない」──だからこそ、今の介護の流れや家族の負担の在り方は、とても身近な問題に感じています。
数年前、父親の手術、母親の手術や頸椎骨折が一気に重なり、日常生活の介助や病院付き添いが集中的に続いた時期がありました。
私の子供たちもまだ小学生と幼稚園生だったので、まだまだ手がかかる時期。
毎日実家に通い、日常生活の介助をはじめ、買い物や食事作り・掃除・洗濯などなど・・・
両親のことを終えて自宅に帰っても家事や育児にも追われ、更に作業療法士の仕事もしていたので精神的にいっぱいいっぱいになり、夫に当たり散らかしたこともありました(苦笑)
そんな生活は1~2か月のことだったのですが、もし本格的な介護生活となると短期間ではいきません。
想像以上に大変だろうなと思います。
介護する人を支えるケアの必要性
ここで大切なのは、「介護を受ける人だけではなく、介護をする人を支えるケアが必要」という視点。
今はその視点も広がりつつありますよね。
アロマケアは、利用者さんや患者さんの心身を和らげるものとして広く知られています。
けれど実際には、香りやタッチケアを行う時間そのものが、介護者にとっての休息の時間にもなります。
私がホスピスでアロマケアをしていたときも、患者さんにケアをしている間、家族は少しの間でも休憩を取ることができました。
また、香りが漂う空間は介護者自身にも働きかけ、気持ちを落ち着けたり、張りつめた緊張をやわらげてくれます。
さらに、訪問看護の現場では、子どもの介護をしているお母さんの想いをじっくり聞くことも私の仕事のひとつでした。
「誰かに話すだけで少し楽になれる」──その姿を何度も見てきました。
介護の現場では、身体のケアだけでなく、介護者自身の心を支える関わりがいかに大切かを実感しています。
介護家族が「ふっと力を抜ける瞬間」を持つこと。
それが、長く続く介護を少しでも支えるためには必要なことだと思います。
だからこそ、アロマセラピストが利用者さんへの癒しを提供するだけでなく、介護家族を支える支援者として関わることができたらいいなと切実に思っています。
介護家族は孤独になりやすい。
その孤独を少しでもやわらげる存在になれるのは、香りやタッチで寄り添えるアロマセラピストの大きな強みになると思います。
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