受験勉強のお助けアロマ 集中力・記憶力アップのローズマリー

もう11月も2週目。

受験を控えている皆さんは、そろそろ本腰入れていく時期ではないでしょうか?

かくいう私も、現在受験勉強中。

とは言っても、11月末なんですけどね(汗)

スパートかけて!と思ってはいますが・・・集中力・記憶力がなかなか。

40超えての試験勉強は結構エネルギーが要ります。

ところで先日、高校受験を控えた息子を持つ友人から『試験勉強対策にいいアロマってない?』と聞かれました。

試験勉強対策アロマと言えば♪

私がおススメするのは、やっぱり『ローズマリー』です。

今日は受験を控えている皆さんに役立つ、受験対策アロマ:ローズマリーについてのお話。

後半には、私の大好きなローズマリー精油のエピソードも紹介しちゃおうと思います☆

 

Contents

古代ギリシャ・ローマ時代、学生たちはローズマリーの冠をつけて勉強したそうな

ローズマリー(シネオール)
Rosmarinus officinalis ct.cineol)
原産地:地中海沿岸
科名:シソ科
植物の特徴:大本・低木
抽出方法:水蒸気蒸留法
主な成分:1.8-シネオール、α-ピネン、カンファー、ボルネオール、酢酸ボルニル、カンフェン
抗菌、抗ウィルス、中枢神経刺激、強壮、鎮痛、去痰、鎮咳、消化器系機能調整、血液循環促進、筋緊張緩和、収れん

 木田順子著 『あたらしいアロマテラピー辞典』より

ローズマリーは料理にもよく使用されるハーブ。 消化器系にもいいとされています。

スッキリ爽やか、頭をクリアにさせてくれるような香りです。

中枢神経刺激作用が、脳に刺激を与えスッキリさせて集中力・記憶力をアップさせると言われています。

近年の研究で脳の記憶の中枢である『海馬』などに刺激を与えることが明らかになっていて、最近はテレビでも『認知症予防アロマ』としてよく紹介されていました。

古代ギリシャ・ローマ時代は学生たちがローズマリーの冠をつけて勉強したという逸話も。 科学的に解析されていない大昔に、学生が同じようにローズマリーを使ってお勉強・・・やっぱり古代の知恵ってすごいですね。

※認知症予防アロマで紹介されているのは『ローズマリー・カンファー』と言われるタイプの精油が多いのですが、ここではあえて『ローズマリー・シネオール』というタイプを紹介しています。

受験生の風邪予防にもおススメ

受験生にとっては体調管理も大事!

ローズマリーには1.8-シネオールという成分(抗ウィルス・免疫調整作用があると言われています)も入っているので、感染症対策にもおススメです。スーッと通るような香りの成分。

スッキリとした中に何だか森林浴を感じさせるような香りも。呼吸器系にもいいとされています。

集中力アップ

記憶力アップ

感染症対策(風邪予防)

受験生にとって嬉しいことが詰まった精油ですね☆ ただ、覚醒させる働きがあるので、眠る前にはあまりおススメできません(汗)

※ローズマリー精油には、刺激の強い成分が含まれていますので、高血圧・妊娠中・てんかん発作を起こす可能性のある方は使用を控えてください。

おススメなのは芳香浴

受験生におススメなのは、ディフューザーに1~3滴ほど落として、香りを嗅ぐ方法。

ただ、長時間嗅ぐのではなく、30分程で十分です。 ディフューザーがなければ、ティッシュに1~2滴垂らして近くに置いておくだけでも、頭がスッキリしますよ☆

受験勉強用にエアースプレーを作っておくのもおススメ。

【受験対策用ルームスプレー】
材料:30mlスプレー容器、無水エタノール、水、ローズマリー精油(お好みの精油をブレンドするのもおススメ)

作り方
1.容器に3ml無水エタノールを入れる(無水エタノールの量は全体の10%の量です)。
2.精油を合計6~10滴程度滴入れる。ローズマリー精油の他にも、お好みで他の精油を入れてもOK。 色々な香りと相性がいい精油です。
3.水を加える
※必ず無水エタノールに精油を溶かしてから水を加えてください

出来上がり☆

とても簡単です。 濃度が高めなので直接皮膚につけずに、ルームスプレーとして使用してくださいね☆

プラスチック容器を使用した場合は、使用後は破棄してください。 使用期限は2週間程。 作成日を記入していてくださいね。

ローズマリーには様々な逸話が

ローズマリーには記憶力アップ以外にも、様々な逸話が。 ここからは私が大好きなローズマリー精油に関するエピソードをいくつかご紹介☆

【王妃を治癒させ、若返らせたハーブ】
14世紀に誕生した「ハンガリー王妃の水」は、手脚が痛むエリザベート王妃のために、ローズマリーを主体に修道士が調合したアルコール水。回復して若返った王妃が、70歳を超えていたにもかかわらず、隣国ポーランドの王から求婚されたといわれ、「若返りの水」と言われるようになりました。

木田順子著:「あたらしいアロマテラピー辞典」より

 

【薬草として様々な場面に活用された】
中世ヨーロッパでは、教会で病人に薬を分けていましたが、感染のないように廊下にローズマリーなどのハーブを敷き詰めて、人が歩くたびに香りがするようにしていました。また、フランスの病院では伝染病が流行している間、病棟で炊かれていました。

アロマコーディネーター協会公式テキスト『Essential oil Guide book』より

 

【『海のしずく』という意味のローズマリー】
ローズマリーの学名の『Rosmarinus(ロスマリヌス)』。その名には「海のしずく」という意味があり、ビーナス伝説にも表れる植物。地中海沿岸地方に自生します。木質化する常緑の低木で、欧米ではよく生け垣にもされます。細い針のような葉を持ち、美しいブルーの花を咲かせます。

バーグ文子著:「アロマテラピー精油辞典」より

 

【聖母マリアのマントから花が青色に】
聖母マリアが休むときに、ローズマリーに青いマントをかけたことで白い花がブルーになったという言い伝えもあります。

バーグ文子著:「アロマテラピー精油辞典」より

 ※聖母マリアがユダヤの王に追われ、ローズマリーの茂みに隠れて生き延びた。そこから『マリアのバラ』から『ローズマリー』と名付けられたという説も。

さいごに 

集中力アップ・記憶力アップ・感染症対策(風邪予防) と 受験生にとって嬉しいことが盛り沢山のローズマリー精油。

この冬、ぜひ活用してみてください。

スッキリ刺激的な香りのするローズマリーですが、私個人は、小さな青い花を咲かせる姿をみると、どこか優しさも垣間見え、厳しいけど優しく見守ってくれている母親のような・・・そんな印象を受けます。

 

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