第23回 “疾患特性”や“注意点”を知っておくのは思いやりの一歩

おはようございます。アロマとハーブの教室『手放す時間』の石川です^^
毎週水曜日に介護やメンタルヘルス、アロマの小話などをお伝えしています。
先月からブログをnoteにお引越ししたばかりだったのですが、ごめんなさい!再度こちらのホームページ上に戻ることになりました。
今現在、教室運営体制を少しずつ見直しているところです。
今後も毎週水曜日のブログ更新は継続していきますので、どうかよろしくお願いします♪
第23回のテーマは『“疾患特性”や“注意点”を知っておくのは思いやりの一歩』です。
それでも私が「注意点を伝え続ける理由」
私のオリジナル講座『介護に役立つアロマケア』シリーズでは、疾患特性や注意点についても、ある程度しっかり時間をかけてお伝えしています。
正直なところ──
『そんなに注意ばかり言って、アロマケアをおすすめする気あるの?』と思われるかもしれません(苦笑)
でも、私としては、“知っているからこそ選べるケアがある”と思っています^^
下肢静脈瘤の方に、アロマケアを届けるということ
実際にあった出来事です。
あるがん終末期の方で、下肢に静脈瘤をお持ちの方がいらっしゃいました。
一般的に、下肢静脈瘤にはマッサージやトリートメントは避けたほうが良いと言われています
(実際は程度によるのですが)
ですが、ご本人は「トリートメントを受けたい」と強く希望されました。
もちろんその時私は、“やらない”という選択も考えました。
だけど、“静脈瘤に影響を与えない方法”で、できるケアの形を探すことにしました。
知っているから、選べるケアがある
不安だからやめる。それももちろん大切です!
でも、「どんな方法ならできるのか」という視点を持っていれば、ケアの可能性は大きく広がります。
香りを届けたいという気持ちがあるなら、
「使っていいかどうか」だけで判断するのではなく、「どう届ければ安心か」を考える。
そのために、疾患特性や注意点を知っておくことは『思いやりの一歩』だと私は考えています^^
「何かしてあげたい」という想いを、かたちに
ご家族の「何かしてあげたい」
セラピストとしての「少しでも力になりたい」
そんな想いがあるからこそ、安全に、やさしくケアを届けるための知識が必要だなと思います。
アロマケアを目的にするのではなく、その人を支える手段として香りを選ぶ。
だから私は、注意点を伝え続けています。
それは、アロマケアの選択肢を“狭めるため”ではなく、より安心して届けるため。
この考え方って、リハビリの世界も全く同じなんです。
リハビリでも、医師から処方箋が出たら、まずチェックするのは疾患と禁忌です。服用している薬のチェックとか。
それを踏まえて、どんなことができるのかを考えて、その人に合わせてリハビリのプログラムをカスタマイズしていくのですね。
その人に合った方法で、香りを使って心と身体をケアする。
その一歩が、やさしいケアのはじまりになるといいなと思っています☆








