もっと知りたい沖縄のハーブ。
こんにちは。アロマとハーブの教室『手放す時間』の石川です^^
毎週水曜日に介護やメンタルヘルス、アロマの小話などをお伝えしています。
今日のテーマは『沖縄のハーブ』です。
数年前に、とある自治体からの依頼でハーブティーの講座を開催した時の話。
私が用意していたのはJAMHA(日本メディカルハーブ協会)の検定テキストに載っているいるような、比較的スーパーでも手に入りやすいハーブ5~6種類。
それを試飲しながら、ハーブについて説明するという内容でした。
でも、開催地が農業が盛んな地域だったので、もしかしたら西洋ハーブだけじゃなくて、沖縄のハーブについても話したほうがいいかも知れない・・・
と思い、ほんのちょっとだけ沖縄のハーブについてもお話しました。
私自身は西洋ハーブは学んできたものの、沖縄ハーブにはあまり詳しくなく・・・
アドバイスをもらったのは母親。
母親の実家は専業農家で、母親自身も植物が好きで色々なものを育てています。
その母親から借りた本がこちら。
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初版が1988年の37年前という古い本。
母親が読み込んでいて、使用感あふれる本でした。
それを読んでみると、沖縄の薬草(ハーブ)の薬効や調理法などが載っていたのですが、最後のほうのページで『薬用酒』の作り方が掲載されていました。
泡盛で薬草を漬ける薬用酒。ハブ酒も載っていますが。
西洋ハーブでも『チンキ剤(ティンクチャー)』と言って、ウォッカなどのお酒にハーブを浸けて有効成分を取り出して体調管理に飲んだり、外用に使う方法があります。
私は西洋ハーブからハーブ(薬草)の世界に入ったので、ハーブ=西洋のものと何となく思い込んでいたのですよね。
その本を見て、『ハーブは伝統療法で、その地域に根付いているもの』と当たり前のことに気付きました。
イギリス在住のハーバリストの先生の講座を受講した時も、『沖縄は薬草文化が強く残っている地域だから、地元のハーブをどんどん活用したほうがいいよ』と言葉をもらいました。
『沖縄のハーブ』というと何がある???
と本を読み進めてみたら、当たり前ですが西洋ハーブと共通のものもあるし、『え、これって食用になるの?』という植物が沢山。
たとえば、ガジュマルの木の葉とか、アジサイの葉とか・・・
西洋ハーブで『プランテーン(プランテイン)』というハーブがあるのですが、何かといえば『オオバコ』。
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ゴールデンウィークに見つけたオオバコ密集地。(雨の後だったのでちょっと泥をかぶっています)
『フェンネル』ってハーブ名を聞いても姿形はピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが(母親はそうでした)、『イーチョーバー(ウィーチョーバー)』と言ったら分かる人も多いはず。
沖縄のお茶で有名なものに『クワンソウ茶』がありますが、我が家ではお茶よりも花の部分の酢漬けが馴染みがあります。
何気なく食べていた野菜や野草も、立派な『沖縄のハーブ』なのですねー☆
私は地元のハーブについては本当にまだまだ知識がないので、母親からはもちろん、沖縄のハーブについて学ぶ機会があったら、積極的に参加していきたいと思います♪
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我が家の月桃(6年前・・・)
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実家のウコンの花
ちなみに、さきほどの本をハーブの市民講座で紹介したところ、講座終了後に沢山の参加者さんが興味津々で手に取っていました。
会場と同じ建物内に図書館があったので、『図書館にありましたー♪』って借りて帰るかたもいらっしゃいました。
古い本なので絶版になってるかな?と思っていたのですが、最近改定版が出てました。今も普通に本屋さんに並んでいますよ^^
そして、更に新しめの沖縄のハーブの本と言ったらこれかな?
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こちらは西洋ハーブの内容も盛り込まれています。お茶、チンキ(薬用酒)、浸出油、シロップの作り方も絵で分かりやすく説明されています。
個人的には『ツボクサ(ゴツコラ)』とものすごく似ている草がその辺に生えていて、見分け方とかあるかな~と探していたら、やっぱりあった。
『チドメグサ』。見た目はそっくり。その見分け方も説明されていました☆
チドメグサは名前の通り、外用に使うハーブだそう。
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こちらもゴールデンウィークに草むらで見つけたツボクサ(ゴツコラ)。
分かったら楽しいはず。
だけど、色々食する勇気が出ないものも多々あるので、まずは馴染みやすいものから身に付けていきます☆
【おまけ】
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だいぶ前ですが、やんばるのホテルの朝食で沖縄ハーブのコーナーがありました。
もちろんちょっとずつ全部飲みました。
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こちらはそのホテルで朝の散歩中に眺めていたイルカ。すんごい近くで会えます。