精神科領域のアロマセラピーのはなし。

こんにちは。『アロマとハーブの教室 手放す時間』の石川です。

『介護とアロマ』『メンタルヘルスとアロマ』等、毎週水曜日にちょっとしたお役立ち情報をお届けしています。

今日のテーマは『精神科領域のアロマセラピー』。

 

私はコロナ禍の初め頃(第1波が落ち着いた頃までだったかな?)まで、精神科病院のデイケアにアロマケアに入っていました。

元々は『医療機関や介護施設にアロマセラピストがケアに入る場合に、心得ていて欲しいこと』などを連絡可能な医療・介護関係者に片っ端から突撃アンケートをお願いしたのが始まりでした。

 

そこで回答してくれた精神科病院に勤める同期の作業療法士から、『ウチのデイケアでアロマやってみない?』と話をいただいたという経緯です。

 

その頃は外部講師の経験も全くなかった私。

何をどうやって始めたらいいのか全く分からず。

アロマスクールの先生との連絡も途絶えていましたが、その頃よくやり取りしていた神奈川県のアロマの先生に相談しながら、何とか介入をスタートさせました。

 

まずやったのは、デイケアを利用する対象者の把握から。

・どんな疾患の方が多いのか
・年齢層は
・他にはどんな活動プログラムがあるのか
・デイサービスには何名くらいいらっしゃるのか

などなど。

結果、アルコール依存症の方が大半で、その他に双極性障害(いわゆる躁うつ病)、うつ病、統合失調症(以前は精神分裂病と呼ばれた疾患です)と続きました。

 

国立病院機構のデイサービスだったので、利用者さんは全体で100名くらいいらっしゃいました。めちゃくちゃ大きな場所で、私もびっくりでしたね。。

その中で、アロマケアの対象となる方は大体10名前後ということでした。

 

それからスタッフへのデモンストレーション、利用者さんへのアロマテラピー講座とハンドトリートメント体験会から始まり、作業療法プログラムの一環としてアロマケアの導入に携わらせていただきました。

 

毎回毎回本当に楽しくて、大好きな時間でした^^

 

コロナ禍でストップし、少し落ち着いたところに一旦再開したのですが・・・その病院でも大型クラスターが発生して大変な状況になり、中止。そのまま外部講師事業もストップ・・・となりました(泣)

 

それ以前も年1回の病院の会議でアロマケアは中止の方向に向いたこともあったそうですが、デイケアの作業療法スタッフさんたちが、利用者さんからの希望も多く、作業療法としてのプログラムとしてきちんと機能していると訴えて継続させてくれていたそうです。

本当に有難かったなあ。

 

作業療法とアロマテラピーは本当に相性がいいと私も思っています。

作業慮法は文字通り『作業』を用いたリハビリなので、アロマクラフト作成なんて作業療法そのものと言ってもいいかも。

 

今、脳神経外科や精神科病院に勤めていたとしたら、アロマクラフト作成を作業療法プログラムに取り入れていいると思います。

 

今日のサムネイル画像の雑誌『aromatopiaーアロマトピアー』。

こちらの雑誌は自然療法の専門雑誌なのですが、その中でも『精神科作業療法におけるアロマセラピー』の特集があったのです☆

 

残念ながらaromatopiaの発行元のフレグランスジャーナル社が撤退したため、この雑誌ももう手に入らないかも(泣)

 

でも、全く同じ内容がネットで閲覧できます☆

精神科作業療法協会のホームページから閲覧できます^^
https://www.pota.jp/ot/aroma/aroma02/

執筆している作業療法士が日本アロマテラピー学会員(医療従事者のみのアロマの団体です)のようで、最後は日本アロマテラピー学会で学ぶのがいいよーとお話されていますが、その辺りは気にせずに。。。

 

作業療法の視点で、アロマセラピーがどんな目的で取り入れられているのか。

大まかにですが、伝わるかなあと思います^^

もし、医療機関や介護・福祉分野でアロマケア導入を考える場合、プレゼンの資料としても使えると思いますので、興味のある方は読んでみてくださいね☆

 

 

 

 

 

 

 

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