全く知らない土地でバスに乗った感覚?ー認知症の世界ー
こんにちは、手放す時間の石川です。
今週から毎週水曜日は『介護とアロマ』、『メンタルヘルスとアロマ』などなど、何かテーマを絞ったお役立ち情報をお届けします^^
今日のテーマは『認知症』。
認知症の基礎知識については後日ブログ記事にしようと思うので、今日は認知症の世界の一部をご紹介。
今回参考にしたのはこちらの本です
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『ふと我に返ったとき、今、自分はどこにいるか、どこに向かっているのか、どこから来たのか、分からなくなってしまいました。
ーSTORY1 ミステリーバスーより一部抜粋』
これは本に記載されていた一部の抜粋ですが、私たちも慣れない土地で電車やバスに乗ると、自分が今どこにいるのかが不安になりますし、本当にこの道で合っているのか、果たして行きたい場所にたどり着けるのか、ものすごく不安になりますよね。
昨年11月に私もアロマコロジーのセミナー参加のために一人で大阪へ行ったのですが、私は飛行機に乗ることも、県外へ一人で旅をすることも慣れていません。
ましてやセミナー当日に大阪入りだったので、時間に間に合うのかどうかと何日も前から不安でいっぱいでした。
結果当日は飛行機が1時間近くも遅延。
セミナーは13時開始。私は朝7時台の一番の飛行機を予約していましたが、会場に到着したのはギリギリ開始15分前でした。
11月で大阪は比較的涼しい時期だったのに、汗びっしょり・・・
おまけに懇親会を終了してからホテルまでの道のりも迷子になりまして。
1時間あまり歩きさまよった結果、交番に助けを求めて道を教えてもらってホテルに到着。またまた汗だくでした(苦笑)
大阪の夜道を一人で迷子になるのは本当に恐怖でした(泣)
帰り道も余裕を持ってホテルを出発していたのですが、また迷子になって飛行機に乗り遅れるのが怖くて、結局4時間前に空港入り。
空港のベンチでおにぎりだけ食べて、あとは人間観察して時間を潰すという・・・
緊張で美味しいものを食べる気にもなれず、大阪観光は全くなしの1泊旅行でした。(さらにおまけで帰りの飛行機も30分くらい遅延したのですよね)
たった1泊の旅行でさえドッと疲れた私。
認知症の方は、旅先で不安と緊張が絶えずに過ごしているのと同じような状況だと本で例えています。
そんな状況で『いったいどこ行くの!?』と怒られてしまったら、やっぱり戸惑いますよね。
認知症の方が迷子になることは珍しいことではありません。
そして、警察に保護されたのが予想よりも遠い場所だったということもあります(実際、外来でリハビリを担当していた患者さんがかなり遠方で保護されたと連絡がきたことがありました)。
ご紹介した本の当事者は助けを求める方法を工夫してバス通勤が可能になったとのこと。
もし自分の家族が認知症になったら・・・
もし認知症の方が困っている場面に出会ったら・・・
手助けするヒントがこの本で見つかるかもしれません。
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毎週水曜日はこのように、ちょっとしたお役立ち情報を中心に発信していきますので、お時間ある時にぜひ読んでみてください♪