うつ病が辛い。 そんな時は一日中寝てていい。

今日はアロマと全く関係のない、記事です。うつ病についての内容です。

なので、読みたいと思った方だけ進めてください。

 

 

 

 

 

今日、元同僚が亡くなったと連絡がありました。

 

私が辞める数年前に、別の病院に転職していたので、もう10年近く連絡は取っていませんでしたが。

 

同じく、別の病院へ転職した友人から連絡がありました。

理由は、うつ病を患ってしまい、通院治療を続けていましたが自ら命を絶ったようです。

 

彼もとっても真面目で、経験年数も近いので。

お互い仕事に熱くなりすぎて、よくケンカをしました。

 

普段はあまり声を荒げない彼と、職場のスタッフルームで大声で言い合いになり、上司に止められたこともありました。

 

でも、そのおかげか。

結構言いたいことを言えるような仕事仲間になりました。

 

私の結婚式にも出席してくれて、ずごく喜んでくれました。

 

それ以降は全く連絡をとっていませんでしたが、今日まさかの訃報。

 

悲しくて、連絡があったと同時に涙が出ましたが。

 

「きつかったね。頑張ったね。楽になりたかったね。」

と心から思いました。

 

彼の子供も私の子供とあまり変わらない年齢なので、まだ小さいです。

 

きっと、生きることも、人生を終わることも、どちらもものすごく辛かったと思います。

 

よく、「うつ病は心の風邪」と表現されますが。

 

そんな甘いものではないです。

 

本当に本当につらい。

 

何が辛いのか表現できないくらい、辛い。

 

周りの声も全く頭で処理できないし、常に脳がオーバーヒートしてて、私の場合はカルテも全く書けなくなりました。

それでも「踏ん張りが足りない」と同期の同僚から言われ、 泣きながら一字一句を後輩に手伝ってもらいながら、夜遅くまでかけてカルテを書いたことがあります。

その時に助けてくれた同僚には本当に感謝しかありません。

 

通院もして、薬も10種類以上飲んで。

 

でも、仕事は休めないから、どうにか朝の準備をする。

 

食事も全く取れなくて、食欲も全くなくて、とにかく眠りたい。体重も2カ月で15kg以上落ちました。

 

家に帰ってきたら、シャワーも浴びずに這うようにしてベッドに倒れ込み、そして夜中にまた起きる。

 

出勤の支度をしている途中に意識を失い、そこで私はやっと「休もう」と決めました。

 

でも、休むまでがまた大変で。

 

上司には「皆に迷惑をかけて休むんだから、それは忘れるな」と、休職に入る前日に呼び出されて言われました。その上司からは、「3食昼寝付きの生活はどう?」と休職中に電話がきたこともあります。

 

でも、更に上の上司から呼ばれ、「仕事のことは何も気にしないでいいから、心地よく過ごして、大丈夫そうだなと思ったら連絡して。大丈夫。辞めろなんて絶対言わないよ」と。

 

なぜこんなに優しい言葉がかけられるのかと不思議に思いましたが、実はその上司もうつ病経験者でした。

 

だいぶ前のことですが、Facebookである投稿が流れてきたんです。

「何もかも人のせい。だから心療内科行き(笑)」
「だからよ。自分の周りにもいるわけさ。うつ病、面倒くさいよね。」

というやり取り。

 

その人とは友達ではなかったのですが、ヒーリング関係者だったので、横のつながりで私にまで投稿が流れてきたのでしょう。

 

怒りに震えました。

その人たちは、今でもヒーリングを仕事にしてます。

会ったことはありませんが、顔も名前も忘れてません。もう5年以上も前のことですが。

その投稿に『いいね』が沢山ついていたのも覚えています。

 

「うつ病の人は面倒臭い」

否定はしません。 恐らく、周りの人からみたら、面倒くさいと思います。でも、それは本人が一番自覚してます。

 

「何でも人のせい」
これはちょっと違う。逆に自分を責めてしまっている場合が多い。

 

だから辛い。 だから自分から人と距離を取る。

面倒くさい、甘えてると思われてるのが分かるから。

 

もし周りにうつ病を患っている方がいて、『あ~面倒臭い』 と思ったら、関わらなくていいです。 相手を追い込んで、命を絶つきっかけを作りかねません。

もし、関わり方が分からなかったら関わらなくていい。

でも、調子が戻ってきた様子で連絡が来たら、受け入れてあげて欲しいです。

 

うつ病は完全に治るのは難しい病気で、ふとしたことがきっかけで出てきて、辛くなる。良い状態になったり、悪くなったりを繰り返します。

 

最近、私も足のケガで1歩も外に出られず、仕事も休むことになり、スクールも全てキャンセル。

 

自分が悪いケガだと十分承知しているから、本当に申し訳なくて。仕事の関係者にも、スクールにも、そして家族にも申し訳ない。
そればっかり考えていました。

 

そしてFacebookの投稿をみては、凹んでいました。

 

やばい。と正直思いました。またうつ病がぶり返すかも知れないと。

 

実はそれ以来、今でもFacebookの投稿の反応が怖くなってしまい、今までの記事を非公開にしたり、それでも調子のいい時は自分も投稿してみましたが、、、

 

何だか疲れて、昨日からFacebookのアカウントを休止しています。

 

もし、この記事を読んで今辛い状況の方がいましたら、あまりSNSの投稿を見ないことをおススメします。 みんながどんどん進んでいるのを見ると、凹みますから。

 

そして、本当に信頼のおける友人に、一人でいいから辛い状況を話してください。

 

その時に、「みんな辛いのは一緒だよ」とか「仕事が辛いのはあなただけじゃないよ」「大人になれば、みんなそんなものだよ」というような友人には、その時は連絡は取らなくていい。

と、私はハッキリ言います。

相手も間違ったことは言っていませんが、この言葉は、否定されたように感じてしまいます。

 

「辛いね」「またいつでも連絡して」

言葉は少なくても、大丈夫な時は連絡せずに、きつくなった時にだけ連絡しても変な反応をしない友人に頼るのが一番です。

 

そういう友人は、不思議なことに、きつくなったタイミングでふと連絡をくれるものです。

 

それも、「調子はどうよ?」と軽く聞く程度。

 

うつ病になると、人間関係が断捨離されます。

本当に驚くくらいに。

 

でも、それでいいんです。

自分を守るためだから。 自分が心地いい人といればいい。

 

いつも元気な投稿をするべき!

とは、私は絶対思えません。

 

きつそうな投稿がされているということは、SOSを発していると思ってます。

 

おそらく、本当にキツイ場合は、その後記事が削除されたり、非公開にされるかも知れません。

 

ネガティブ投稿が良くないと分かっているから。

 

心療内科や精神科に頼るのは、悪いことではないですよ。

でも、先生選びは大切です。

 

よく話を聞いてくれる、否定しない、でも薬をむやみやたらに増やさない。そんな先生がきっといますから。

 

眠れなくて辛いなら、薬に頼って眠ることも悪いことではありません。

うつ病は睡眠のバランスから最初に崩れます。

 

うつ病の調子が悪い時は、常に頭がオーバーヒート状態で、ぐるぐる何かを考えている状態になっていると思います。

 

そんな時は薬に頼って、一旦頭をシャットダウンしてください。

 

私はアロマテラピーを仕事にしていますが、 本当にキツイ時は、アロマに頼ることさえもできないことも分かってます。

 

本当にキツイ時は薬に頼って。 少し楽になったら自然療法を取り入れる。

それでいい。

 

ちょっとでも「生きたい」と思ったら、人生を強制終了するのを1日だけ伸ばしてみてください。

1日中眠ってていいから。

 

そしてまた強制終了したくなったら、また1日だけ延ばしてみる。

 

それを繰り返してみてください。

 

いつのまにか、その間隔が延びてきます。

 

そしたら、いつのまにか、お腹が空くようになります。

 

そしたら、いつのまにか、部屋の電気を付けたり、カーテンを開けてみたくなる日もありますから。

 

そして「ちょっと外に出てみたいな」と思ったら、出てみたらいい。

 

お腹が空いたら、泣きながら何かを食べてもいい。

 

大丈夫。

 

きっと、一人ではないですよ。

 

その時に寄り添ってくれた友人は、一生の宝物になりますから。

 

キツイ時は、まず時間を気にせずに眠って、心と身体を休めてくださいね。

 

 

 

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