スポーツ愛好家向け☆スポーツに役立つアロマケア。知っておきたいRICE処置。

スポーツしていると必ず出くわすケガ。小学校3年生から部活っ子だった私も、ケガとの付き合いは長いです。 ぱっと思い出すケガを時系列で挙げてみると・・・

  • 中学:右足関節の靭帯断裂→手術1回
  • 高校:右足関節の靭帯断裂1回(ギプス固定のみ)
  • 社会人:腰椎椎間板ヘルニア手術2回
  • 社会人:右足関節の陳旧性(時間が経った)の剥離骨折
  • 社会人:右大腿直筋、内側広筋肉離れ
  • 今現在:右足関節の内側・外側靭帯損傷。現在ギプス固定中

大きなケガはこんな感じです。

その他にも、軽い打撲・捻挫・筋肉痛。挙げればきりがない。スポーツ外傷はアスリートのものだけじゃありません。

小学生の部活っ子から、社会人・ママさん、シニアの方まで。スポーツをしている全ての人が付き合うことになると思います。

予防が一番なのは十分承知だけど、ケガをしてしまったら?

そんなときに役立つアロマケアってある?

あります。スポーツのアロマケアに役立つ精油さんたち☆ 

今日はスポーツ愛好家向けの役立つアロマケア、そしてアロマケアを取り入れる前に知っていて欲しいRICE処置や受傷後のケアについて書いてみます。

 

Contents

スポーツでのアロマケアに役立つ精油

筋肉痛:ローズマリー、カユプテ、ジャーマンカモミール、ウィンターグリーン、ヘリクリサムなど

打撲・捻挫:ヘリクリサム、ウィンターグリーン、ラベンダーなど

疲労回復:ジュニパーベリー、サイプレス、グレープフルーツなど

ウォーミングアップ:ローズマリー、ブラックペッパー、ジンジャー、スイートオレンジなど

クールダウン:マジョラム、ラベンダー、ペパーミントなど

これらの精油をキャリアオイル20mlに4~6滴(1~2種類)に薄めて使用してください。

実際のスポーツアロマケアではもっと高濃度で行いますが、今回は初心者向けのセルフケアということで低めの濃度(1~2%)で記載しています。

主な精油を挙げてみましたが。。。 注意しなければならないのは、痛みがある時はマッサージはNGということ(分かりやすいようにここでは『マッサージ』と言いますね)。

筋肉痛もそうですが、痛みがあるということは程度の差はあれ、筋線維が損傷を受けているということです。

痛みがある場合は、優しく塗布するくらいでOK。精油は血液中に吸収されて全身を巡り、身体の中で働いてくれます。

一番は身体を休めることです。

アスリート並みに本格的にスポーツをされている方の場合(部活も含む)、リラックス作用の強い精油を用いて長時間トリートメントを行うと、筋肉が緩みすぎたり、翌日身体が重くなったりと影響することがあります。

トレーナーやコーチ、アスリートアロマケア専門のセラピストの指示に従ってください。私が今回挙げているのは、あくまでスポーツ愛好家向けです。

精油によっては注意が必要な場合も

ウィンターグリーンは90%(文献によっては98%)以上が『サリチル酸メチル』という成分です。聞いたことありませんか?

そう。湿布薬などに使用される成分です。

サリチル酸メチルはアスピリンと構造が似ていて、同じような代謝経路をたどるためアスピリンアレルギーがある場合は重篤なアレルギー症状の危険性があります。
アスピリンアレルギー、妊娠中の方、抗血液凝固剤服用中の方は使用してはいけません。

ヘリクリサムも妊娠中や授乳中は使用できません。小さな子供に使用するのもやめてくださいね。

またウィンターグリーン、ヘリクリサムはスポーツケアでよく使用される精油ではありますが、刺激・香りが強いので、滴数は少なめにしましょう。

20mlのキャリアオイルなら2~3滴で十分です。他のオイルとブレンドして使用するのがおススメ。

また、グレープフルーツなどの柑橘系の精油は紫外線に当たると炎症(発赤)やシミ・そばかすの原因となります(光毒性)。屋外でのスポーツ時には使用しないでください。

 

スポーツ外傷で大切なのはまずRICE処置

アロマケアもスポーツ外傷で役立ちますが、これは急性期を過ぎてからのお話。

受傷直後に大切なのはまずRICE処置です!捻挫や打撲をした場合『冷やすの?温めるの?』と迷うこともあるかと思います。

正解は

急性期は冷やす

回復期(リハビリ期)は温める。 です。

RICE処置というのは
R:Rest(安静) 痛い!と思ったら無理は禁物。プレーを中断して休みましょう

I:Ice(冷却) アイスバッグや冷却スプレーでとにかく冷やしましょう。スプレータイプの湿布剤と混同されがちですが、違います。氷ですよ。氷と水を入れた袋をタオルにくるみ、15分程当てて、感覚がなくなったら一旦やめる。を何度も繰り返します。直接肌に当てるのは避けてください。

C:Compression(圧迫) 患部の内出血や腫脹を最小限に抑える目的です。

E:Elevation(挙上) 心臓よりも高く。です。

詳しいRICE処置の方法・説明は日本整形外科学会HPをご覧ください

常備しておくと便利な応急処置グッズ4つ

私は過去にも何度かスポーツでケガを経験していますので、毎回練習に常備していたグッズがあります。
①アイスバッグ(なければタオルで氷と水を入れた袋を包めばOK)
②保冷剤(凍らせたものと、叩くと冷たくなるもの両方持ってました)
③冷却スプレー(スプレータイプの湿布剤ではなく、冷やすためのもの)
④バンテージ(弾性包帯)

これが私の今回のケガ(足関節内側・外側靭帯損傷)で大活躍。

受傷直後すぐにRICE処置が全て自分でできました。
損傷程度に比べると内出血や腫脹が思ったより早く引いたのは、このRICE処置が功を奏したと言っても過言ではありません。

痛みや腫脹が強い場合は、必ず医療機関を受診

肉離れや捻挫って軽いケガと思われがちですが、きちんと処置・治療しないと繰り返しケガをする原因となります。

実際私がそうです。最初の靭帯断裂後、同じ場所を幾度となく捻挫しています。

また、肉離れというのは筋線維が一部切れている状態で、MRIを撮らないとどの程度の損傷なのか診断できません。

まずは病院へ行ってどの程度の損傷なのか(骨折等がないか)、どのくらい安静が必要なのか、いつから運動OKなのか、医師の指示を受けましょう。必要に応じてリハビリや自主トレ指示が出るかも知れません。

整骨院等で治療する場合も、医師の診断を受けてから通院することをおススメします。

私の経験では、肉離れ(中等度)の場合でアロマトリートメントで筋肉をほぐしたりしたのは、担当の理学療法士からOKが出てからです。それ以前はオイルを塗布するのみです。

スポーツリハビリでは、体重をかけても痛みが出なくなった時点でやっとストレッチOKとなります。そしてそこから各競技に合わせた筋トレに入ります。冷やす⇒温めるに切り替えるのもこれくらいのタイミングです。

損傷後のケアは開始時期が大切になります。自己判断でのケア(マッサージ)、中途半端な回復状態での競技への復帰は要注意です。


どうしても復帰しなければいけない場合は、テーピング方法やサポーターの装着方法をきちんと教わるようにしてください。

まとめ

・スポーツケアにアロマを取り入れるのは、ケガの予防が一番の目的
・ウィンターグリーンはアスピリンアレルギーの方、妊娠中の方は禁忌
・ヘリクリサムなど刺激が強い精油は低濃度で使用しましょう
・グレープフルーツなどの柑橘系の精油は直射日光に当たらないようにしましょう
・状態によっては筋肉が緩みすぎたり、翌日のプレーに影響する場合もあるので、リラックス系の精油を使用する場合は注意しましょう
・スポーツでケガをした直後でまずやることはRICE処置
・保冷剤、バンテージ、冷却スプレーは常備しておくと便利
・痛みや腫れが強い場合は必ず医療機関を受診しましょう
・スポーツ外傷に詳しい医療機関や整骨院でアドバイスを受けながらケアするのがおススメ


予防が一番のスポーツケア。そんなこと言ってもケガをする時はしちゃうんです。なので自分を責めないであげましょう。

特にお子さんの場合、『準備不足だ』などと指摘しないであげてください。本人が一番分かっているし、ショックを受けています。大事な試合前だと尚更です。

今回は私のケガの経験から書かせていただきました

初めてスポーツにアロマケアを取り入れる場合は、アロマテラピーの知識を持ったインストラクター・セラピストに一度相談するのがおススメですよ。

 

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